イベントレポートの記事一覧
アイキャッチ、メタ情報、抜粋
2022-06-17藤崎は6月1日、初めて企画したクラフトビール「都の杜ビール ジュエリータイム イエローサマー」を発売しました。クロスBプラス内のビール醸造所「BATSUJI BREWING」との共同開発。青葉区の藤崎本館の店頭で、200本限定で販売した瓶入り(330ml、880円)は約3時間で完売。たる生はクロスBプラスで提供します。
副原料に台湾で収穫されたパイナップルを使用。ブドウやイチゴなど約20種と比較し、ホップが持つ苦みとの相性が最適だと判断しました。フルーティーで華やかな風味と芳醇(ほうじゅん)な味わい、パイナップル特有の爽やかな香りを楽しめます。
瓶入りは、藤崎で購入制限(1人最大6本)をかけて発売すると午後1時に完売しました。同社は再度の販売を検討しています。たる生はクロスBで、200ml、300ml、350mlをそれぞれ500円、680円、850円の開場1周年記念価格で提供中。在庫は少なくなっているといいます。
藤崎の若手スタッフらが昨年11月、若者に人気のクラフトビールの開発を提案。近くに市中心部初のビール醸造所がオープンしたことを受け、連携を決めました。
開発を担った藤崎和洋酒担当の小野寺拓朗さん(30)は「初の試みで手探りだったが、反響に驚いています。数は限られるかもしれませんが、再び販売できるよう努力したい」と話しました。
2022-06-17国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」の理念に沿ったまちづくりに向け、七十七銀行は5月26日、仙台市青葉区の複合施設「クロスBプラス」で、温室効果ガス排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラルに関心の高い地元企業などが参加する「<七十七>SDGsセミナー」を開きました。
宮城県内の自治体や企業がまちづくり事業を推進するために情報共有を図る「みやぎ広域PPPプラットフォーム」活動の一環。
環境省東北地方環境事務所は国の地球温暖化対策計画や支援策を、県は県内の先行事例や補助制度をそれぞれ説明。東北電力は再生可能エネルギーの新規開発などに触れて、脱炭素を積極的に進めると強調しました。
七十七銀行は再エネ関連の融資実績やSDGsに関するコンサルティングメニューを紹介。同行の鈴木拓郎サステナビリティ推進室長は「お客さまのSDGs推進に積極的に対応するので、気軽に相談してほしい」と呼びかけました。
2022-06-17青葉通と仙台のまちについて考えるイベント「MACHITO SENDAI」(仙台市主催)が5月21日、クロスBプラスで開かれました。緑豊かな景観と歩行空間の創出する「青葉通まちづくりビジョン」の提言など、青葉通駅前エリアが注目される中、仙台市で活躍する5人をゲストに迎え、トークとワークショップを開催しました。
藤崎の石澤洋子さんは、30代の若手社員3名からなる「未来創造ラボ」の一人として、長期視点での新しい地方百貨店のビジネスモデルの検討について発表。
PLANNING LABORATORY渡辺沙百理さんは食品ロス削減や量り売りマルシェ、tsugiプロジェクト、 いしのまき循環生活アパートメントなどを手がけています。100年後も「杜の都仙台」と呼ばれる本当に美しいまちを残すためにどんなことができるか参加者と共に考えました。
ファシリテーター・ブランドデザイナーの奥口文結さんは仙台の「好き」や「気になる」についてトークし、仙台のリアルを掘り下げました。
プロダクトデザイナーの小松大知さん、建築家の貝沼泉実さんが行ったのは、詩人・谷川俊太郎さんの詩「コップヘの不可能な接近」を紹介し、「青葉通」という単語を使わず青葉通を表現する「言わずして、語る」ワークショップ。参加者からは「上から見ると緑のじゅうたん、下から見ると緑の屋根」や「城につながる歴史の匂いがする場所」「古そうで実は新しい」などさまざまな表現が生まれました。
参加者には10年後の青葉通を絵で表現する課題が与えられ、「多様性が集まる場所」「グリーンスローモビリティ」「人のための道」「今あるものを活かす」といったさまざまなアイデアが出ました。小松さんは街づくりに正解はなくそれぞれの見え方があるとし、考えること自体の重要性を強調しました。
ゲストと参加者が活発にコミュニケーションし、会場全体で仙台について思いを巡らした一日。ゲストの取り組みや意見、参加者のアイデアには、仙台というまち、そこに住む人がより豊かになるヒントが散りばめられていました。
2022-05-12「奇想」と呼ばれる日本画家について動画や分かりやすい解説で学ぶ「プレミアム美術講座」(河北新報社、日本経済新聞社主催)が4月3日、仙台市青葉区の複合施設「クロスBプラス」で行われました。3回続きの初回で「奇才」「異端児」と評される江戸時代の画家伊藤若冲(じゃくちゅう)を取り上げました。
日本経済新聞社の文化教養講座「日経アートアカデミア」の動画を大型ビジョンで上映。2000年以前は知名度が低かった若冲の人気が高まった経緯、作品のリアルな描写や遊び心といった魅力を紹介しました。
元吉本興業のお笑い芸人で美術の魅力を伝える「アートテラー・とに~」さんが講師として登壇。「若冲作品に海外では『シュールレアリスムのようだ』という反応が多い。写実的に見えて、現実にないような物を描いている」と語りました。
約70人が参加。名取市の住職長沢信幸さん(69)は「映像がきれいで見やすく、説明も良かった」と話しました。
同じ会場で14日は長沢芦雪(ろせつ)と曽我蕭白(しょうはく)を取り上げました。とに~さんは蕭白の作品について、「情報量が多くて胃もたれします」とお笑い芸人らしい言葉で表現。ゴチャゴチャと執拗に、細密に描かれているのが特徴です。
第3回の24日に取り上げたのは円山応挙と小村雪岱。正統派のイメージが強い応挙について、「実は一番奇想の画家」という視点を持つとに~さん。写実的で光を表現した画風はモネやルノワールよりも先に印象派の画法を取り入れた先駆者であると独自の解釈を披露しました。
2022-04-28七十七銀行は仙台市との共催で4月13日、東北のスタートアップ企業が大手企業などとマッチングするイベント「七十七オープンイノベーションピッチ」を初めて開催しました。
青葉区の複合施設「クロスBプラス」に、盛岡市や塩釜市、南相馬市などから参加した東北のスタートアップ5社の経営者らが集まりました。ビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」を通して、仙台市内外の大手企業など約20社の担当者にそれぞれ7分間でアピールした後、関心を持った担当者と意見交換しました。
使わなくなった「廃漁網」をリサイクルし、ナイロンのジャケットなどに仕立てる気仙沼市のamu(アム)は「海洋プラスチックごみの半分は漁具。廃漁網を未来の資源にする」と訴えました。代表の加藤広大さん(25)は大手企業など4社と意見交換し「老舗企業が新参者を盛り上げる熱意のあるイベントで、ピッチの機会をもらえてありがたかった」と感謝しました。
七十七銀行は2030年度、スタートアップなど創業期の会社の支援件数を20年度の3倍弱に増やすことを計画しています。地域開発課の小野家拓洋課長は「東北には素晴らしい技術を持った会社があります。パートナーと出会う場を作り、地域の成長を支えたい」と語りました。
2022-04-28東日本大震災で被災した宮城県沿岸を自転車で巡る「ツール・ド・東北2022」(河北新報社、ヤフー主催)をPRする発表会が4月6日、仙台市青葉区の複合施設「クロスBプラス」で行われました。新型コロナウイルス禍で、現地での走行が20年から2年連続で中止されている大会。キャッチコピーに「笑顔で再会しよう」を付け加え、3年ぶりの開催を目指しています。
一力雅彦河北新報社社長と西田修一ヤフー執行役員が登壇。一力社長が「震災から11年たった被災地の今を体感し、三陸の風光明媚(めいび)な景観と豊かな食材を堪能してほしい」とあいさつしました。共催自治体を代表して村井嘉浩宮城県知事が「11年を経て復興が進んだと、多くの人に知ってもらいたい」と期待しています。
ツール・ド・東北2022は9月17、18日に開かれ、感染対策で参加者を約1500人に限定。18日は、主会場の石巻市総合運動公園を発着点に「北上フォンド」(100キロ)と「女川・雄勝フォンド」(65キロ)の2コースが設けられます。昨年に続き、仮想現実(VR)技術で被災地の走行を疑似体験する「バーチャルライド」も実施する予定です。
大会は13年に始まりました。震災から10年の節目を迎えた昨年は被災地での走行が中止され、バーチャルライドのみ開催されました。
2022-03-15東日本大震災で津波被害を受けた仙台市若林区藤塚に4月21日オープンする農園、温泉、レストランの複合施設「アクアイグニス仙台」の記者発表会が2月28日、青葉区の複合施設「クロスBプラス」で行われました。レストランなどのメニューを監修する有名シェフら3人がコンセプトを説明しました。
登場したのはパティシエの辻口博啓氏、東京のイタリア料理店「リストランテ アクアパッツァ」オーナーシェフの日高良実氏、人気和食店「賛否両論」店主の笠原将弘氏。
辻口氏は「生産者の思いなどを組み合わせたストーリー性のあるお菓子やパンを地元の人たちと作り上げていきたい」と強調。日高氏も「東北の海の幸を中心においしいイタリア料理として紹介していく」と語りました。笠原氏は「東北の食材を使い、東北の食の一大拠点にする」と意気込みました。
アクアイグニス仙台は建設業の深松組(青葉区)が市の防災集団移転跡地利活用事業に応募し、整備を進めています。約3万2000平方メートルの敷地に東北初出店となる「猿田彦珈琲(コーヒー)」のカフェ、津波発生時は避難場所になる温泉棟など6棟と農業ハウス1棟を建てます。
深松組など3社は2019年に運営会社「仙台reborn」を設立しました。市地下鉄東西線荒井駅(若林区)から無料のシャトルバスを走らせるほか、周辺の観光施設をつなぐバスの運行も検討しています。
仙台reborn代表も務める深松組の深松努社長は「震災ボランティアなどで来た国内外の人に訪れてもらい、復興から未来への第一歩を踏み出すような施設にしたい」と話しました。
2022-03-15人工知能(AI)を活用した新ビジネスのアイデアを競う仙台市主催のコンテスト「仙台X-TECH(クロステック)イノベーションアワード」が2月25日、青葉区の複合施設クロスBプラスであり、最優秀賞に宮城県女川町のNPO法人アスヘノキボウが選ばれました。
同法人は地方に移住する若者が地域や転職先になじめず、都市部に戻ってしまう課題をAI技術を駆使して解決する事業を提案。移住希望者と地域、企業などの情報を集めてデータ化し、マッチングするシステムの構築を目指すものです。
小松洋介代表理事は「せっかく移住したのに離れた人たちを見て、何とかミスマッチを解消したいと考えました。全国共通の課題と捉え、今後2、3年で軌道に乗せたい」と話しましだ。
コンテストには県内の9法人が参加。優秀賞は、訪問看護ステーションの地域ネットワーク構築にAIを活用する事業を紹介した医療法人社団やまと(登米市)など3法人に決まりました。
審査委員長の青木孝文東北大副学長は「先が見えない時代だからこそ、地域課題の解決に挑む新たな事業が求められている。(参加企業は)AIを使ったビジネスの可能性を示してくれた」と評価しました。
コンテストはAI技術を事業創出に生かす仙台市のプロジェクトの一環で、初めて開催されました。市は新年度、最優秀賞と優秀賞に選ばれた事業者の伴走支援、市内で実施する実証実験の経費助成を予定しています。
2022-03-15高校生が新規事業のアイデアを競う大会「ビジネスプラン・グランプリ」の東北地区発表会が2月19日、仙台市青葉区の複合施設「クロスBプラス」を主会場にオンラインで開かれました。全国のグランプリに輝いた宮城農高(名取市)をはじめ、東北の6校が高校生ならではの豊かな発想を生かした事業の特徴、売り上げ予測、課題などを説明しました。
大会は日本政策金融公庫(日本公庫)が主催。全国353校から3087件の応募があり、1月に最終審査会が行われました。発表会では宮城農高のほか、セミファイナリスト賞の八戸高専、学校賞の酒田光陵高、「ベスト100プラン」選出の遠野緑峰高、男鹿海洋高、米沢商高が発表しました。
東北大地域イノベーションセンター長の藤本雅彦教授は「地域資源である活動や、SDGs(持続可能な開発目標)関連の関心が高いように感じました」と講評。客のニーズに応えられることなど3点をビジネスの鍵として挙げました。
各校の発表内容
宮城農高 海守る脱プラ肥料提案 「環境問題に一石」高い評価
宮城農高の農業経営者クラブは、プラスチックの被膜で覆わなくても効果が長く続く肥料の実用化を提案しました。クラブ活動で近くの海岸に漂着している小さなプラスチックを見つけ、肥料を覆う素材だと分かったことがきっかけでした。
プラスチック被膜肥料は水田で多く使われる。溶ける速度が遅く、追肥の手間が減るなどの利点はあるが、残骸の流出による海や河川への悪影響が懸念されている。メンバーは、ゆっくりと作用する肥料「ウレアホルム」に着目して水田向けの新たな肥料を試作。実際に効果を比較しました。
その結果、生育や収穫量に大きな差はなく、食味は他の肥料よりも効果がありました。全国の農家をターゲットにすれば840億円規模の市場になると試算した。2年の目黒花織さんは「海を守る一歩だと信じて進めたい」と締めくくりました。
大会では「解決しなければいけない環境問題について一石を投じるプラン」と評価されました。新たな肥料は本年度中にも製品化される見込みだという。目黒さんは「全国で使ってもらうのが理想。課題を解決しながら、この肥料で育てた地球に優しいコメを食べてもらいたい」と話しました。
プラスチック被膜肥料を巡っては、全国農業協同組合連合会(JA全農)などが1月、2030年に使用をゼロにする方針を発表している。
八戸高専 染料とホタテで乾燥剤
八戸高専は吸湿性があるホタテの貝殻と、高い抗菌・消臭効果があるとされる青森県産の染料「あおもり藍」に着目。抗菌・消臭もできる乾燥剤の製造、販売の道筋を考案しました。ほぼ廃棄されるホタテの貝殻の有効利用と、あおもり藍の知名度向上が狙いです。
あおもり藍は完全無農薬栽培で、最近の研究結果で新型コロナウイルスの感染予防にも効果があることを紹介。生徒は「植物由来の成分で安心して使用できる」と利点を強調しました。
三つの効果がある製品は「現時点で競合がない」と言い、1年後の売上高は390万円程度を見込めると試算。一方、貝殻を持続的に入手する方法や、貝殻保管中の管理などに課題があると説明しました。
酒田光陵高 AIで障害者就労支援
酒田光陵高は、就労や自立を目指す障害者のための環境整備に知恵を絞りました。その手段として、障害者と企業をつなぐマッチングアプリ「ハリコア」の開発、事業化を図ります。
障害者は長所や短所、やりたい業務、求める支援などを登録し、AI(人工知能)が最適な企業を探す仕組み。メンバーは「障害の有無に関係なく、自分の強みを生かせる酒田市にしていく」と力を込めました。
遠野緑峰高 エゴマ搾りかすでパン
遠野緑峰高は、遠野市農業委員会と連携して耕作放棄地でエゴマを栽培。「農家の収入増につなげたい」との思いから、搾った油の販売だけでなく、全量の約7割を占める搾りかすの活用を検討しました。
かすを粉にし、規格外リンゴと組み合わせて「エゴマパン」を開発。地元企業と試作を重ねて販売にこぎつけました。農業委に技術提供して地域で6次産業化を目指すのが目標です。
男鹿海洋高 地元食材で手軽な料理
男鹿海洋高は、市場で流通しない地元産の小形のタイとサバを使った鯛めしとサバ飯の素を提案した。男鹿産の調味料を使って缶詰に加工し、2合のご飯に混ぜるだけで食べられます。
小形魚は餌などとして1キロ5~10円で販売されるが、30円にできれば1日1万円以上の収入増になると見込んでいます。秋田県内33の道の駅に並べ、年間1万8000缶の販売を想定。不安定な漁獲量を課題に挙げました。
米沢商高 米沢ラーメン 非常食に
米沢商高は、米沢市が備蓄する非常食がアルファ米や乾パンなどに限られ、全市民の4分の1日分しかないことに注目。「米沢ラーメン」を缶詰にし、非常食としての活用や、新型コロナウイルス禍の新たな観光商品にする計画を立てました。
時間がたっても伸びないように、こんにゃくを麺に使用。商標権や製造資金調達の課題はありますが、1缶390円で1日100個の販売を目指すという。
2022-02-24在仙プロスポーツ4球団が連携し、スポーツを活用した地域創生を目指すプロジェクトのキックオフイベントが、「CROSS B PLUS(クロスビープラス)」で行われました。
プロ野球東北楽天、サッカーJ2ベガルタ仙台、バスケットボール男子B2の仙台89ERSとサッカー女子プロ、WEリーグのマイナビ仙台や宮城県内企業の関係者約80人が参加しました。
第1部では、昨年10月にプロ野球独立リーグ「福岡北九州フェニックス」(北九州市)を設立した実業家、堀江貴文氏が講演。球団が関われる地域課題の一つに健康増進を挙げ「普段から楽しんで体を動かしてもらうことが大事。体験することで、試合を見る機会も増えるだろう」と話しました。
プロジェクトには4球団と県や仙台市、県内企業で構成する「スポーツコミッションせんだい」が参画。3年計画で定期的にイベントを開催する予定で、3月に第1弾となる4球団合同のスポーツイベントを実施する予定。キックオフイベントは2月13日に開かれました。
各球団の運営会社の社長によるオンライン座談会もあり、マイナビフットボールクラブの粟井俊介社長は「『思い入れ』の数を多くつくり出すことが人々の心を豊かにする。思い入れづくりに4球団が取り組むことで、宮城がより魅力的な街になっていくのではないか」と述べました。
2022-02-24
知的障害のあるアーティスト作品の企画・販売を手掛けるヘラルボニー(盛岡市)から提供を受けた芸術作品を、「CROSS B PLUS(クロスビープラス)」の大型LEDビジョンに投影する取り組みが1月4日、スタートしました。
「ヘラルボニー ART MUSEUM」と題した初の試みで、出品アーティストはいずれも東北出身の八重樫道代、佐々木早苗、小林覚の3氏。作品と作家の作品に対する思いが動画にまとめられており、会場では食事などを楽しみながら鑑賞することができます。
ヘラルボニーは日本全国の主に知的障害のある作家とアートライセンス契約を結び、2000点以上の作品を商品化するなど、ユニークな事業で知られています。
上映は3月31日まで。営業時間内で不定期に放映されます。CROSS B PLUSの営業時間は公式HPやインスタグラムで確認できます。イベントなどで営業日時が変更となる場合があります。
また会場では、投影されている作品にスマートフォンをかざすと、関連商品が購入できるサービスも実施。NTT東日本の関連会社が開発したWEBページ「かざして案内」にアクセスして利用することができる。
2022-02-17東北の魅力を食や映像で体感できるイベント「東北ライブレストラン」が1月22日─2月4日、仙台市青葉区の複合施設「CROSS B PLUS(クロスビープラス)」で開催されました。
その一環で1月29日、食のイベントとして「生産者とつながるライブイベント」が行われました。
仙台市泉区根白石のシイタケ農家熊谷幸夫さん、貴幸さん親子が、シイタケ栽培を行うビニールハウスからオンラインで登場。熊谷さんの自慢のシイタケは本企画のランチ、ディナーで「熊谷農園の原木シイタケと秋田比内地鶏・青森にんにくのアヒージョ」として提供されており、栽培の苦労やこだわりのお話はおいしさアップにつながる内容でした。
父の幸夫さんは全国の品評会で最高賞の農林水産大臣賞を4年連続受賞する、名実ともに「シイタケ名人」。息子で3代目の貴幸さんは、そんな父の背中を見て育ち、中学校卒業時には跡を継ぐ決心をしたそうです。
ビニールハウスがあるのは泉ヶ岳のふもと。寒暖差が大きく、きれいな雪解け水が注ぐこの地域はシイタケ栽培にはとても適しているそうです。幸夫さんは「シイタケ栽培には水がとても大事。泉ヶ岳の雪解け水が大きくて品質のよいシイタケを育ててくれる」と自然の恵みに感謝していました。
原木でのシイタケ栽培は手間がかかり、収穫回数も少ないため、宮城県内で取り組む農家は減少の一途。この現状に貴幸さんは「原木栽培の火は消したくない。今後はもっと規模を拡大して県外の方にも自分の育てたシイタケを食べてもらう機会を増やしたい」と意気込みます。さらに「将来は父のように品評会で賞を取りたい」と力を込めました。
トークの後、会場ではオリーブオイルで蒸し焼きしたシイタケが振る舞われました。味付けは塩コショウのみというレシピは熊谷さん親子お勧めの食べ方で、訪れた人たちは香ばしく、弾力のあるシイタケを満足げに噛みしめていました。
イベントでは他に、東北6県ランチプレートをコーディネートした「フードスタジアム東北」編集長の澤田てい子氏が、提供メニューについて解説。各地の食材生産者を訪ね歩き、目にした現場の光景や心に残ったエピソードなどを披露しました。
レシピ
材料
- 原木シイタケ
調味料
- オリーブオイル・塩・胡椒・醤油などお好みの調味料
つくり方
- 原木シイタケ(生)の石突を切る。
- フライパンにオリーブオイルを薄くのばす。
シイタケの笠の表面を3分ほど焼く。 - 火を弱め、シイタケを返し、フライパンに蓋をし、弱火で蒸し焼きする。
- 塩や醤油、お好みの味付けでどうぞ!
熊谷農園の熊谷幸夫さんはめんつゆがおすすめ。
ポイント
- オリーブオイルをたっぷり使うこと。
原木シイタケの強い香りと味わいが引き立ちます。 - 熊谷幸夫さんおすすめの味付けは、まろやかな味わいでご飯にも合う、めんつゆ。
塩だけで、シイタケ本来の香りとうまみ汁を楽しんでも◎
熊谷農園
宮城県仙台市北部・泉ヶ岳のふもとで原木シイタケ栽培と水稲を営む。
原木栽培は、丸太状の原木に種コマと呼ばれる菌を打ち込み、原木に含まれる養分と水だけで育てる、天然に近い栽培方法。
食のプロからも絶大な信頼があり、仙台市内のホテルや飲食店からも支持されています。
2021-12-27
愛情たっぷり育てたリンゴの美味しさ、会場の皆さんにもしっかり伝えたいー。
東北の魅力を食や映像で体感できるイベント「東北ライブレストラン」が12月10日まで、仙台市青葉区の複合施設「CROSS B PLUS(クロスビープラス)」で開かれました。
4日には、催しの一環として「生産者とつながるライブイベント」が開かれました。
ランチとディナーでの提供メニュー「青森県産みかみファームりんごと岩手県産小岩井牧場チーズの洋風白和え」に使われているリンゴを生産する三上優作さんが、オンラインで登場。リンゴ生産に懸ける自身の人生や、常に美味しさを追求するために栽培方法を試行錯誤していることなど「リンゴ愛」を語りました。
三上さんは自らのリンゴ畑から「生配信」。雪がちらつく中、無農薬で生育してきたリンゴ栽培の様子を放映したり、ひとりで3万個の袋掛けを行うなどの苦労話も織り交ぜたりして、熱い思いを伝えました。
さらに、来場者に向かって「リンゴ本来の美味しいところは皮と身の間。皆さんにもぜひ味わっていただきたい」と呼び掛けました。
その後、会場では三上さんが育てた皮付きのリンゴが特別に振る舞われました。会場の人たちがおいしそうにほお張り、素材本来の甘さや食感に舌鼓を打っていました。
イベントでは他に、東北6県ランチプレートをコーディネートした「フードスタジアム東北」編集長の澤田てい子氏が、メニューについて解説。各県の食材の生産者を訪ねて聞いた思いや苦労話などを話しました。
青森県産みかみファームりんごと岩手県産小岩井牧場チーズの洋風白和え レシピ
材料
- りんご ※1個で6人前程度
- クリームチーズ ※カッテージチーズ(モッツァレラチーズも可)
- くるみ
- 雪菜
- レーズン
- 木綿豆腐
- マスカルポーネチーズ
調味料
- 白和えペースト
- マヨネーズ
- 和だし顆粒
- 塩
- 醤油
- 砂糖
- 粉チーズ
- バター
- バジル
- レモン汁
つくり方
- くるみを湯でボイルし、細かくカットしておく。雪菜は軽くゆで0.5cmにカットしておく。
- 水抜きした豆腐・マスカルポーネチーズ・和だし顆粒・塩・醤油・砂糖・粒チーズ・溶かしたバターをミキサーで攪拌。白和えペーストと合わせる。
- 一口大にカットしたりんごと、雪菜、ちぎったクリームチーズ(カッテージチーズもしくはモッツァレラチーズ)、レーズンをボウルに入れ、レモン汁、マヨネーズ、塩、砂糖を加え下味を付ける)
- 2と3を合わせてあえる。小皿に盛りくるみとちぎったバジルを散らす。
みかみファーム
MIKAMI FARM
2021-12-20
人気ゲーム「ポケットモンスター」のキャラクターとタイアップした「ラプラスカフェ」が12月17日、仙台市青葉区の複合施設「クロスBプラス」に期間限定でオープンしました。
プロデュース会社ポケモン(東京)と県が連携し、観光需要を喚起しようと企画されました。76席の店内では「みやぎ応援ポケモン」のラプラスをイメージしたパンケーキ(1280円)など、13種のメニューを提供しています。
オープニングセレモニーで、村井嘉浩知事は「新型コロナウイルスの影響で、観光業には元気がない。カフェで食事することが、宮城の観光地を巡る一つの起爆剤となれば」とあいさつ。ラプラスを模したマッシュポテト添えのシーフードグラタン(1580円)に舌鼓を打っていました。
営業は2022年1月16日までの午前10時~午後5時(12月29日~1月3日は休み)。インターネットで3日前までの予約が推奨されている。
2021-12-17宮城県は17日、人気ゲーム「ポケモン」の海獣キャラクター「ラプラス」とタイアップした「ラプラスカフェ」を仙台市青葉区の複合施設「クロスBプラス」に開設します。
「みやぎ応援ポケモン」のラプラスと連携した観光誘客企画で、来年1月16日までの期間限定。
カフェではラプラスをイメージしたパンケーキなどのオリジナルメニューを提供し、県内企業とコラボした各種ラプラスグッズを販売します。
ラプラスと、それぞれ岩手県、福島県を応援する「イシツブテ」や「ラッキー」が登場するイベントも開催されます。
新型コロナウイルスの影響を受けた観光業の支援策の一環。店内では大型ビジョンを使って宮城の観光情報を放映します。通常200席の定員を84席に制限し、感染対策に配慮しています。
宮城県は2019年7月に応援ポケモンに就任したラプラスと観光キャンペーンを展開。今年7月には制作販売会社のポケモン(東京)と観光振興を軸とした包括連携協定を締結し、スタンプラリーなどを実施しています。
村井嘉浩知事は12月6日に行われた定例記者会見で「訪れた人が県内を巡りたくなる仕掛けを施した。さまざまなメニューも制作中だ」と語りました。
営業は午前10時~午後5時で、1時間20分ごとの総入れ替え制。事前予約者優先で予約は各日3日前まで、1グループ4人が上限。ラプラスカフェの特設ウェブサイトから申し込む。当日でも空きがあれば入店できるということです。
2021-12-16仙台市はメタボリック症候群の市民の割合を減らそうと、街歩きキャンペーン「アルークワーク仙台」を実施しています。
市内23カ所のチェックポイントを巡り、クイズに答えるスタンプラリーを開催。働き盛りの世代が仕事の合間に運動するきっかけをつくります。
チェックポイントは青葉区の青葉通や定禅寺通のほか、宮城野区の宮城野通、太白区の広瀬河畔通、若林区の新寺通、泉区のすいせん通りなど市内14の道路に設定しています。
実際に足を運ばなければ答えられないビルの看板、展示物の内容を尋ねるクイズを作成しました。
参加者はキャンペーン特設サイトから申し込み、スマートフォンを手に街を歩いて答えを入力し、スタンプを集めます。6個獲得した先着500人には、青葉区の複合施設クロスBプラスの食事券が贈られます。
スタンプラリーは2022年1月31日まで。特設サイトでは健康づくりに役立つ動画も公開しています。
市によると、2019年度のメタボ該当者の割合は21.6%で、政令市平均の18.5%より高い。年代別に見ると、男性は50代で割合が急上昇する傾向にあります。
1日の平均歩数(16年調査)は20~60代の男性が5108歩、同じ年代の女性が4597歩で、いずれも市が健康プランで目標に据えた7000歩を下回っています。
市健康政策課の千葉由美子課長は「公共交通機関を使わずにマイカーで移動してしまう市民が多い。スタンプラリーを通じ、歩くことの大切さを意識してもらえたらいい」と期待しています。
2021-12-10
東北の魅力を食や映像で体感できるイベント「Tohoku Live Restaurant(東北ライブレストラン)」が仙台市青葉区の複合施設「クロスBプラス」で開かれました。
東北への関心を高めようと仙台市が主催。訪れた人たちは東北6県の食材を使った料理や地ビールを味わい、壁面に映し出された各県の祭りや観光地などの映像を楽しみました。
「大館曲げわっぱ」など伝統工芸品の販売コーナーもありました。
友人2人と訪れた仙台市太白区の50代主婦は「東北のいろんな味が一度に楽しめてお得感がある。映像など店内の雰囲気もいい」と笑顔で話していました。
イベントは、一部のメニューを変更して2022年1月22日~2月4日にも開かれる予定です。
斎藤孝二店長(42)は「音楽や映像とともに食事やビールを味わい、東北6県の魅力を体感してほしい」と話していました。
2021-12-03長引くコロナ禍、街の停滞感を打ち破るかのような鼓動が、仙台の中心部に響いた。
11月26~28日、仙台市青葉区の東北電力グリーンプラザで、佐渡島(新潟県佐渡市)の金山の世界遺産登録を応援するイベントが開かれた。
一環として披露された伝統芸能「鬼太鼓(おんでこ)」。赤鬼と青鬼が、太鼓に合わせて力強く舞い、仙台の街に無病息災と五穀豊穣への祈りをささげた。
仙台市青葉区の複合施設「CROSS B PLUS」を出発し、人が多く行き交うマーブルロードおおまち商店街へ。道行く人が興味深そうに足を止め、視線を向ける。
「なまはげかと思ったら、新潟から来たの」「お祭りのような太鼓が聞こえたので見にきた。鬼の舞に元気をもらった」―。
今回、佐渡島からやってきたのは、鬼太鼓「鼓志の会」。コロナ禍という社会情勢も鑑み、10分ほどの披露だったが、鬼が最後に太鼓を打ち鳴らすと、観衆からは惜しみない拍手が送られた。
そもそも、「鬼太鼓」とは何か。「鬼」と聞くと怖いイメージが先行しがちだが、佐渡島の鬼には角がない。
世界遺産登録応援サイト「SADOプライド」によると、鬼太鼓には地域の家々を回るなどして厄をはらい、 五穀豊穣を祈るなどの役割もある。佐渡島では120ほどの集落で、伝統芸能として受け継がれている。
一方で、鬼の舞い方や太鼓のリズムなど、集落によっていくつもの違いがあり、それぞれの鬼太鼓に地域の誇りが詰まっているという。
佐渡市観光振興課交流イベント推進室長の斎藤博文さんは「仙台の人たちがとても温かく迎えてくれて嬉しかった。世界遺産認定に向けて、仙台の皆さんも一緒に応援してもらえたらありがたい」と話す。
国の文化審議会世界遺産文化遺産部会が国連教育科学文化機関(ユネスコ)に世界文化遺産登録を求める国内推薦候補について審議を開始した。
過去4度選に漏れ、5度目の挑戦。2021年度の推薦を目指しているのは「佐渡島の金山」のみで、今月中にも結論が出る見通しだ。
2021-11-27デジタル技術を活用したビジネスなどの変革、DX(デジタルトランスフォーメーション)に挑戦する企業を表彰する「TOHOKU DX大賞」の授賞式が11月26日、仙台市青葉区の複合施設「クロスBプラス」であり、10社・団体が表彰されました。
大賞は東北経済産業局が本年度創設し、「製品・サービス」など3部門ごとに最優秀賞1社、優秀賞2社を選定。選考委員会特別賞を全体から1社選びました。
製品・サービス部門で最優秀賞に輝いた弘栄ドリームワークス(山形市)は、パイプ探索ロボット「配管くん(R)」を活用し、設備業の配管調査をデジタル化しました。
菅原康弘社長は、建物の長寿命化には配管調査が重要と説明し「配管調査市場を創造する。天井裏や床下の配管を見える化したい」と話していました。
支援部門では、宮城県の新型コロナウイルス患者宿泊療養施設、県医療調整本部との間で各種検査結果を共有するシステムを独自開発した東北大病院が最優秀賞となりました。
メディカルITセンターの中村直毅副部長は「安心安全な宮城の医療体制確立に貢献できた」と振り返っていました。
他の受賞企業は次の通り。
【製品・サービス部門】優秀賞 SRA東北(仙台市)山形東亜DKK(新庄市)
【業務プロセス部門】最優秀賞 ホリ・コーポレーション(酒田市)▽優秀賞 イデアルファーロ(酒田市)マイスター(寒河江市)
【支援部門】優秀賞 ミヤックス(仙台市)アクセンチュアイノベーションセンター福島(会津若松市)
【選考委員会特別賞】サニックス(山形市)
新潟自慢の「幻の西洋ナシ」、仙台でも味わって―。
仙台市青葉区の複合施設「CROSS B PLUS(クロスビープラス)」で24、25日、新潟県佐渡産の西洋ナシ「ル・レクチエ」を使った特製デザートが提供されました。
ル・レクチエは、青葉区の東北電力グリーンプラザで26~28日に開かれる世界遺産登録応援イベント「黄金の島 佐渡展」(東北電力新潟支店主催、新潟日報社共催)を前に、仙台の人たちに旬の果物を味わってもらい、来場のきっかけにしてもらおうと、JA佐渡(新潟県佐渡市)から贈られました。
JA佐渡によると、ル・レクチエは今月19日に出荷解禁されたばかり。甘くとろけるような食感と芳純な香りが特徴。12月下旬までの約1カ月しか出回らないことから、「幻の西洋ナシ」とも呼ばれ、贈答品としても人気が高いということです。
デザートを味わった太白区の30代会社員女性は「ラ・フランスは食べたことがあるけれど、ル・レクチエは初めて。果物をそのまま食べているかのようなザラザラとした食感がとても美味しかったです」と話していました。
イベント情報
新潟県佐渡島の映像放映
開催期間:11月24日(水)、25日(木)、26日(金)
会場:CROSS B PLUS 仙台市青葉区大町1丁目1-30
「黄金の島 佐渡展~新潟の宝が世界の宝へ~」
開催期間:11月26日(金)、27日(土)、28日(日)10:00~18:00(最終日は16:00まで)
会場:東北電力グリーンプラザアクアホール(電力ビル1F)
仙台市青葉区一番町3丁目7-1
鬼太鼓お披露目練り歩き
開催期間:
11月27日(土) 1) 10:45~11:00 2) 13:00~13:15
11月28日(日) 11:00~11:15
会場:マーブルロードおおまち商店街 藤崎本館前
2021-11-23
東日本大震災からの復興が進む宮城県沿岸部を巡る自転車走行の仮想体験会「ツール・ド・東北2021 バーチャルライドin仙台」(河北新報社主催)が11月23日、仙台市青葉区の複合施設「CROSS B PLUS(クロスビープラス)」で開かれました。
風景映像が流れる大型ビジョン、道路の勾配や風を体感できる装置で、参加者が臨場感を味わいました。
郡和子市長や遠藤信哉副知事、ツール・ド・東北広報大使の道端カレンさんら約30人が参加。ツール・ド・東北の仙台-奥松島(約45キロ)、石巻-南三陸(約60キロ)、南三陸-気仙沼(約55キロ)各コースの映像と連動する自転車型の装置でペダルをこぎ、走行体験を楽しんでいました。
仙台-奥松島コースに挑んだ郡市長は「朝日が昇る復興道路がリアルだった」と満足した様子。道端さんは南三陸-気仙沼コースを体感し「以前走ったことがある地域だが、復興が進んで風景も変わっている。また走りたい」と意欲を見せました。
今年のツール・ド・東北は新型コロナウイルスの影響で自転車走行のイベントが中止に。バーチャルライドの体験会は9月に東松島市でも開催されました。
2021-11-21NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」の舞台になった登米、気仙沼両市の食材や郷土料理、地酒などの魅力をPRするイベント「登米・気仙沼フェア」が11月19~21日、仙台市青葉区の複合施設「CROSS B PLUS(クロスビープラス)」で開かれました。
特別メニューの「登米・気仙沼プレート」(1500円)は伊豆沼ハムや油麩(ふ)の卵とじ、メカジキのステーキ、ササニシキ(ランチのみ)などで構成。
数量限定の試食や試飲もあり、伊豆沼ソーセージやフカヒレスープ、日本酒やリンゴジュースが振る舞われました。
20、21日には加工品や特産品などの販売も行われ、多くの人でにぎわっていました。
2021-11-08ガーデンデザイナーに光を当てたドキュメンタリ―映画から、花いっぱいの心温まる街づくりのヒントを探ろう―。
2021年11月7日、仙台市青葉区の複合施設「CROSS B PLUS」で「花降る街、仙台」主催の上映会&トークセッションイベントが開かれました。
「花降る街、仙台」は、仙台市内を中心に、花屋さんやフローリストさん、生産者さんなどが集まり、街を良くするための活動に力を入れているプロジェクトです。
今回のイベントは、2021年6月に続き2回目。CROSS B PLUS会場には約40名、オンラインで約50名が参加。
映画「FIVE SEASONS ザ・ガーデンズ・オブ・ピート・アウドルフ」(トーマス・パイパー監督、2017年公開)と、ガーデンデザイナー・永村裕子さんのトークセッションを楽しみました。映画は、世界的に著名なガーデンデザイナー、ピート・アウドルフさんの作品づくりと生涯に密着したドキュメンタリーです。
ニューヨークの高架線路の跡地の公園「ハイライン」などを手がけたアウドルフさんの、四季折々の美しい花々や自然にふれながら作品作りをしていく過程を美しい映像でつづっています。
上映会の後には、永村さんのトークセッションと、「花降る街、仙台」の活動報告などが行われました。
トークセッションでは、永村さんの熊本での活動紹介があり、「FIVE SEASONS ザ・ガーデンズ・オブ・ピート・アウドルフ」の上映を機に、行政や仲間と一緒になって、新しい街の景色を作る活動が現在進行形で進んでいるそうです。
ガーデナーに街の花壇を任せるような形で、まちのあちこちにガーデンを作っていく「ストリートガーデニング」と呼ばれるような取り組みが印象的でした。
仙台での街づくりにもつながるようなお話に、参加者の皆さんもとても興味深そうに耳をかたむけていました。
最後に参加者の皆さんには、「花降る街、仙台」の仙台駅ペデストリアンデッキでの活動のお花と、球根のプレゼントも。
手作り感のある、とても温かい雰囲気に包まれるようなイベントでした。
2021-10-29東北の働く人々に愛される「BOSS」になろう―。サントリーフーズ(東京)は11月2日、東北地域限定で缶コーヒー「BOSS(ボス)デミタス微糖」を発売します。
10月22日には、仙台市青葉区の複合施設「CROSS B PLUS(クロスBプラス)」で、2021年度リモート戦略会議を開催、オンラインを含め関係者約250人が参加しました。
戦略会議では、東北各地から営業所やチームごと営業戦略の成果を報告。来月に控える新商品の発売に向けて、気勢を上げました。
佐藤秀樹東北支社長は「2017年の発売以来、4年間愛され続けてきたBOSSデミタス微糖を、大きくリニューアルして東北のお客様にお届けする。東北の皆さんに愛されるような商品するため、皆で力を合わせよう」と参加者に呼びかけました。
また、同社とともに商品開発に取り組んできたサントリー食品インターナショナル(東京)の柳井慎一郎常務執行役員は、開発における苦労話を交えつつ、「東北の働く人々に寄り添いながら、皆さんに喜んでもらえるようなBOSSデミタス微糖を提供していこう」と話していました。
<メモ>「BOSS デミタス微糖」は、ブラジル豆のコク深さとコロンビア豆の香りを引き出す「ダブル」の焙煎で、それぞれの豆の良さをブレンド。抽出や配合を工夫し、コーヒーとミルクの味わいをどちらもより強く感じられる味わいが楽しめます。185グラム入りで希望小売価格(税抜き)は115円。11月2日から東北6県のスーパーやコンビニ、自動販売機で販売されます。
2021-08-26東北経済連合会の事業化支援組織、東経連ビジネスセンターは8月26日、東北6県と新潟県の産学官金の連携に向けた講演会を仙台市青葉区の複合施設「CROSS B PLUS」で開きました。伊藤忠商事の鈴木善久副会長が、航空業界の脱炭素の取り組みを紹介しました。
オンラインでの視聴を合わせて約90人が参加。鈴木氏は、航空機の二酸化炭素(CO2)排出量を2050年までに2005年から半減させる国際航空運送協会の行動計画を示し、その達成には廃油などから製造する「持続可能な航空機燃料(SAF)」の活用が最も現実的だと述べました。
航空機の電動化や水素燃料の開発も進められているものの「実現はかなり将来の話だろう」と指摘。国内のSAFの需要は50年に2000万トンとの見通しを示し、「1リットル100円でも2000億円の市場。ビジネスとしてしっかり取り組む必要がある」と強調しました。
2021-08-02新型コロナウイルスの影響で中止となった青森県内のさまざまな夏祭りの雰囲気を動画のライブ配信などで楽しめる「#オンライン青森夏まつり2021」が7月30日から8月1日まで開かれました。7月31日と8月1日の「本祭」は、仙台市青葉区の複合施設「CROSS B PLUS」でも配信され、訪れた人たちは大型LEDに映し出される青森の夏の魅力に触れながら、食事を楽しんだり、限定で提供された地酒を味わったりしていました。
夏まつりは、昨年に続き2回目。青森県内のNPO法人関係者、会社経営者らでつくる実行委員会が主催しました。イベントでは、青森ねぶた祭、弘前ねぷたまつり、八戸三社大祭、五所川原立佞武多(たちねぶた)の囃子(はやし)などの演奏や、跳人(はねと)コンテストなど双方向による参加型の多彩な企画が行われました。
仙台のフリーアナウンサー・黒田典子さんもMCで参加。浴衣姿で「こんにちは。仙台から青森を応援しています」とあいさつし、「仙台では、CROSS B PLUSの大きな画面で夏まつりを見てもらえています。このイベントを通して、全国、そして世界中に青森の魅力を発信していきましょう」などと呼び掛けていました。
2021-07-28海外展開を志す東北の起業家を対象に、スタートアップ企業が集積するイスラエルの起業家や投資家らがレクチャーやアドバイスを行う起業家育成プログラムのキックオフイベントが7月28日、仙台市青葉区の複合施設「クロスBプラス」で開かれました。
「東北-イスラエル スタートアップグローバルチャレンジプログラム」と題し、イスラエル大使館、日本貿易振興機構(ジェトロ)が主催、創業支援のMAKOTO(仙台市)などが運営。スタートアップ企業10社が8月~来年3月、オンラインを中心に海外事業戦略や資本調達方法などのノウハウを学びます。
イスラエルは東日本大震災発生直後に宮城県南三陸町に医療支援チームを派遣するなど、被災地支援を続けてきました。国民1人当たりのスタートアップ企業数は世界最多とされ、震災から10年を迎えた東北への新たな支援として大使館がプログラム実施を発案しました。
大使館のヤッファ・ベンアリ特命全権大使はイベントで「東北とイスラエルには回復力や忍耐力、創造性などの共通点がある。われわれのノウハウや経験で、東北の経済活動に貢献したい」と述べました。イベントにはイスラエルと東北の関係者ら約90人が参加しました。
2021-07-12仙台市で打たれた第46期碁聖戦5番勝負(河北新報社など主催)の第2局は、黒番の一力遼碁聖(24)=仙台市出身=が井山裕太三冠(32)を下し、古里で防衛戦初勝利を飾りました。対局を盛り上げようと市内2カ所で開かれた大盤解説会では、囲碁ファンが固唾(かたず)をのみながら激しい攻防を見守りました。
対局場となった太白区秋保町のホテル佐勘での大盤解説会には、囲碁ファンら約70人が参加。蘇耀国九段が初手から順に両対局者の工夫を分かりやすくひもとき、他の複数の候補手も紹介しました。
立会人の趙治勲名誉名人も登壇し、一見気付きにくい井山三冠の58手目を説明。「『バーン』と心に響くような手だった。他にも悪くない選択肢はあったが、一力碁聖も相手に響くような手を返した」と対局者の心情を代弁しました。
サテライト会場となった青葉区の複合施設「CROSS B PLUS」では平田智也七段が解説。井山三冠を一時優勢とみていた人工知能(AI)に「一力碁聖はAIの評価値1%から逆転したことがある。まだまだ勝負は分からない」と語っていました。
一力碁聖が入念な準備工作の末に95手目で孤立していた白一団の急所を突くと、検討室で見ていた棋士らから「来たか」との声が上がった。手数が進み、蘇九段が「黒の優勢」と話すと大盤解説の会場がどよめきました。
青葉区の会社員男性(72)は「非常に見応えのある読み合いが展開され、まさに頂上決戦だった」と感嘆していました。
宮城で初めて七大タイトルの挑戦手合に臨んだ一力碁聖。「何とか結果を出せて、ほっとしている」。地元の声援に勝利で応え、初防衛に大きな弾みがつきました。
2021-06-27世界的なガーデンデザイナーを取り上げたドキュメンタリー映画をヒントに、持続可能な都市の景観の在り方を考える催しが6月27日、仙台市青葉区大町の複合施設「CROSS B PLUS」で開かれました。
映画は、ピート・アウドルフさんに密着した「FIVE SEASONS ザ・ガーデンズ オブ ピート・アウドルフ」(トーマス・パイパー監督、2017年公開)。
アウドルフさんはオランダ出身。野趣にあふれ、冬枯れの植物にも美しさを見いだす庭造りで知られています。米ニューヨークの高架線路跡を活用した空中緑道「ハイライン公園」の植栽デザインを手掛け、世界的に評価されました。映画は造園の常識を覆した考え方や、四季折々の庭園の様子などを美しい映像でつづっています。
上映会は、仙台市内の生花店やフローリストらでつくる団体「花降る街、仙台」(山田剛代表)が主催。花のあるまちづくりを目指す団体の取り組みを知ってもらおうと企画し、市民ら約50人が参加しました。
上映後は造園関係者らによるトークショーもあり、ガーデンキュレーターの小島理恵さんらが登壇。化学的な農薬や肥料に頼らないオーガニックな庭園造りに取り組む小島さんは「環境に合った品種、虫が付きにくいものを植えるようにすれば難しいことではないです」と話していました。
2021-06-12若い世代の政治への関心を高めようと、自民党県連は6月12日、仙台市青葉区の複合施設「CROSS B PLUS」で、啓発イベント「スタート!!18歳選挙プロジェクト」を開催しました。平井卓也デジタル改革担当相がオンラインで参加し、デジタル化を進める政府の狙いや地方行政の在り方を説明。宮城県選出の国会議員と学生が意見交換しました。
平井氏は、菅政権の看板政策や、デジタル庁が9月に発足する経緯を説明。「人口減少、少子高齢化といった地方の課題解消に向け、デジタル技術を駆使する」と強調しました。行政の申請主義からの脱却も掲げた平井氏は「困っている人が取り残されないよう、プッシュ型のサービスができる仕組みに変えたい」と持論を述べました。
宮城県と仙台市の担当職員が、自治体のデジタル化の現状と展望を報告。河村和徳東北大大学院准教授は、東日本大震災や新型コロナウイルス禍での経験を踏まえ「個人情報の管理体制、対面が前提の行政手続きに限界が見えた」と指摘しました。
大学生らとの意見交換には、衆議院議員の土井亨氏(1区)、秋葉賢也氏(2区)、伊藤信太郎氏(4区)らが参加しました。宮城県連の西村明宏会長(3区)は「デジタル化は、地方創生や少子高齢化の対応で重要。若い世代も関心を持ち、将来を築いてほしい」と映像で談話を寄せました。
2021-06-04七十七銀行とNTT東日本は6月4日、地方創生への取り組み強化に向けた連携協定の締結式を仙台市青葉区の複合施設「CROSS B PLUS」で開きました。行政、民間企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)などを推進し、地域社会の活性化を図ります。
締結は6月3日付。連携事項には(1)地域資源・資産を活用した地域価値の向上・共創(2)地方公共団体と連携した地域課題の解決(3)持続可能な地域のまちづくり(4)地域企業・産業の成長支援などを盛り込みました。
NTT側の情報通信技術(ICT)を生かして県内の市町村、企業のDXを進めるほか、鳥獣害対策やワーケーション推進などで幅広く連携します。
締結式で、七十七銀の小林英文頭取は「新型コロナウイルス禍もあり宮城の企業は厳しい状況。デジタル化は必須だ。互いのネットワーク、ノウハウを掛け合わせ地域の競争力を強化したい」と話しました。NTT東の滝沢正宏取締役宮城事業部長は「NTTグループのネットワークやデジタル化技術、銀行の顧客基盤やコンサルティング力で地方創生に対応する」と述べていました。