CROSS B PLUS

被災地の今 体感して 「ツール・ド・東北」 3年ぶり現地走行目指す

2022年4月28日

「ツール・ド・東北2022」をPRする主催者と共催自治体の首長ら

東日本大震災で被災した宮城県沿岸を自転車で巡る「ツール・ド・東北2022」(河北新報社、ヤフー主催)をPRする発表会が4月6日、仙台市青葉区の複合施設「クロスBプラス」で行われました。新型コロナウイルス禍で、現地での走行が20年から2年連続で中止されている大会。キャッチコピーに「笑顔で再会しよう」を付け加え、3年ぶりの開催を目指しています。 

一力雅彦河北新報社社長と西田修一ヤフー執行役員が登壇。一力社長が「震災から11年たった被災地の今を体感し、三陸の風光明媚(めいび)な景観と豊かな食材を堪能してほしい」とあいさつしました。共催自治体を代表して村井嘉浩宮城県知事が「11年を経て復興が進んだと、多くの人に知ってもらいたい」と期待しています。 

ツール・ド・東北202291718日に開かれ、感染対策で参加者を約1500人に限定。18日は、主会場の石巻市総合運動公園を発着点に「北上フォンド」(100キロ)と「女川・雄勝フォンド」(65キロ)の2コースが設けられます。昨年に続き、仮想現実(VR)技術で被災地の走行を疑似体験する「バーチャルライド」も実施する予定です。 

大会は13年に始まりました。震災から10年の節目を迎えた昨年は被災地での走行が中止され、バーチャルライドのみ開催されました。