もうすぐ節分。Twitterでの投稿が1.5万リツイート、2.8万いいね!を記録、多くの反響を呼んだ「大バズリ」企画が今年も登場しました。
仙台うみの杜水族館(仙台市宮城野区)では2022年2月6日まで、生きたマアナゴがのり巻きに見立てた筒から顔を出す「恵方巻き」水槽が展示されています。
展示は2020年から行われ、今年で3回目。ご飯を発泡スチロールで、のりを黒い網でそれぞれ表現した長さ55センチ、直径14センチの筒3本を、45匹が泳ぐ水槽に設置。
アナゴは夜行性で日中は隙間に隠れる習性があり、筒の中はすし詰めの状態で、顔だけを外に出しています。
また、今年からは、山口県で福を呼び込む魚として親しまれている“フグ”も水槽に仲間入り。さらに縁起の良い水槽へと「グレードアップ」しているということです。
広報担当の板橋瑠花さんは「アナゴの恵方巻水槽を通じて、夜行性で、日中は狭い隙間などに隠れるアナゴの習性や、意外と可愛らしい表情など、多くの方にアナゴの魅力を知ってもらえたら嬉しいです」と話していました。
恵方巻きは、2月3日の節分にその年の良いとされる方角(2022年は北北西やや北)を向いて食べる巻き寿司のことで、無言で食べると縁起が良いとされています。
「福を巻き込む」との意味を込め、七福神にあやかり7種類の具材が入ったものが望ましいと言われていて、アナゴやウナギは、その代表的な具材のひとつということです。
期間中は、アナゴと一緒に恵方巻になれる顔出しパネルも設置。恵方巻から顔を出して、水槽のアナゴの気分を味わえるほか、「アナゴの恵方巻ぬいぐるみ」(3300円・税込み)や恵方巻水槽をイメージしたメニュー「恵方巻みたいなジャンボカレードッグ」(880円・税込み)が平日限定で提供されています。