暑さなどつゆ知らず、水の中をゆらゆら、すいすいと泳ぐ海の生き物たち。種類の異なる魚と競い合うように並んでみたり、岩陰にじっと潜んで身を休めていたり…。
さまざまな仲間が暮らす東北の各水族館の大水槽の様子を撮影した映像が、仙台市青葉区の複合施設「CROSS B PLUS」で17時から放映されています。7TIMESでは、河北新報オンラインニュースに掲載された記事を紹介します。
季節や時間で変化 宝探しの感覚で楽しんで
「竜宮城」が存在するとしたらこんな風景なのかもしれない。男鹿水族館GAO(秋田県男鹿市)の「男鹿の海大水槽」。
笑顔で手を振っているかのようにゆらゆらと泳ぐホシエイやアオウミガメ、メバルは「ゴジラ岩」の口がお気に入りの隠れ家だ。
春から秋の日本海を再現した大水槽には約40種2000匹が暮らす。男鹿半島が北限の産卵地とされるトラフグをはじめ食卓でおなじみのマアジ、ブリも。地元の漁業者から譲り受けた珍しい魚類が泳ぐこともあるという。
広報担当の陶美穂子さん(25 )は「身近な魚でも季節や時間帯によって普段と違う姿を観察できる。宝探しをする感覚で楽しんでほしい」と話す。
【動画】ゆらゆら大水槽 秋田・男鹿水族館GAO(河北新報オンラインニュース)
秋田県男鹿市戸賀塩浜壷ケ沢93番地先。午前9時~午後5時(入館は午後4時まで)。入館料は高校生以上1100円、小中学生400円。連絡先は0185(32)2221。