仙台市はメタボリック症候群の市民の割合を減らそうと、街歩きキャンペーン「アルークワーク仙台」を実施しています。
市内23カ所のチェックポイントを巡り、クイズに答えるスタンプラリーを開催。働き盛りの世代が仕事の合間に運動するきっかけをつくります。
チェックポイントは青葉区の青葉通や定禅寺通のほか、宮城野区の宮城野通、太白区の広瀬河畔通、若林区の新寺通、泉区のすいせん通りなど市内14の道路に設定しています。
実際に足を運ばなければ答えられないビルの看板、展示物の内容を尋ねるクイズを作成しました。
参加者はキャンペーン特設サイトから申し込み、スマートフォンを手に街を歩いて答えを入力し、スタンプを集めます。6個獲得した先着500人には、青葉区の複合施設クロスBプラスの食事券が贈られます。
スタンプラリーは2022年1月31日まで。特設サイトでは健康づくりに役立つ動画も公開しています。
市によると、2019年度のメタボ該当者の割合は21.6%で、政令市平均の18.5%より高い。年代別に見ると、男性は50代で割合が急上昇する傾向にあります。
1日の平均歩数(16年調査)は20~60代の男性が5108歩、同じ年代の女性が4597歩で、いずれも市が健康プランで目標に据えた7000歩を下回っています。
市健康政策課の千葉由美子課長は「公共交通機関を使わずにマイカーで移動してしまう市民が多い。スタンプラリーを通じ、歩くことの大切さを意識してもらえたらいい」と期待しています。