デジタル技術を活用したビジネスなどの変革、DX(デジタルトランスフォーメーション)に挑戦する企業を表彰する「TOHOKU DX大賞」の授賞式が11月26日、仙台市青葉区の複合施設「クロスBプラス」であり、10社・団体が表彰されました。
大賞は東北経済産業局が本年度創設し、「製品・サービス」など3部門ごとに最優秀賞1社、優秀賞2社を選定。選考委員会特別賞を全体から1社選びました。
製品・サービス部門で最優秀賞に輝いた弘栄ドリームワークス(山形市)は、パイプ探索ロボット「配管くん(R)」を活用し、設備業の配管調査をデジタル化しました。
菅原康弘社長は、建物の長寿命化には配管調査が重要と説明し「配管調査市場を創造する。天井裏や床下の配管を見える化したい」と話していました。
支援部門では、宮城県の新型コロナウイルス患者宿泊療養施設、県医療調整本部との間で各種検査結果を共有するシステムを独自開発した東北大病院が最優秀賞となりました。
メディカルITセンターの中村直毅副部長は「安心安全な宮城の医療体制確立に貢献できた」と振り返っていました。
他の受賞企業は次の通り。
【製品・サービス部門】優秀賞 SRA東北(仙台市)山形東亜DKK(新庄市)
【業務プロセス部門】最優秀賞 ホリ・コーポレーション(酒田市)▽優秀賞 イデアルファーロ(酒田市)マイスター(寒河江市)
【支援部門】優秀賞 ミヤックス(仙台市)アクセンチュアイノベーションセンター福島(会津若松市)
【選考委員会特別賞】サニックス(山形市)