愛情たっぷり育てたリンゴの美味しさ、会場の皆さんにもしっかり伝えたいー。
東北の魅力を食や映像で体感できるイベント「東北ライブレストラン」が12月10日まで、仙台市青葉区の複合施設「CROSS B PLUS(クロスビープラス)」で開かれました。
4日には、催しの一環として「生産者とつながるライブイベント」が開かれました。
ランチとディナーでの提供メニュー「青森県産みかみファームりんごと岩手県産小岩井牧場チーズの洋風白和え」に使われているリンゴを生産する三上優作さんが、オンラインで登場。リンゴ生産に懸ける自身の人生や、常に美味しさを追求するために栽培方法を試行錯誤していることなど「リンゴ愛」を語りました。
三上さんは自らのリンゴ畑から「生配信」。雪がちらつく中、無農薬で生育してきたリンゴ栽培の様子を放映したり、ひとりで3万個の袋掛けを行うなどの苦労話も織り交ぜたりして、熱い思いを伝えました。
さらに、来場者に向かって「リンゴ本来の美味しいところは皮と身の間。皆さんにもぜひ味わっていただきたい」と呼び掛けました。
その後、会場では三上さんが育てた皮付きのリンゴが特別に振る舞われました。会場の人たちがおいしそうにほお張り、素材本来の甘さや食感に舌鼓を打っていました。
イベントでは他に、東北6県ランチプレートをコーディネートした「フードスタジアム東北」編集長の澤田てい子氏が、メニューについて解説。各県の食材の生産者を訪ねて聞いた思いや苦労話などを話しました。
青森県産みかみファームりんごと岩手県産小岩井牧場チーズの洋風白和え レシピ
材料
- りんご ※1個で6人前程度
- クリームチーズ ※カッテージチーズ(モッツァレラチーズも可)
- くるみ
- 雪菜
- レーズン
- 木綿豆腐
- マスカルポーネチーズ
調味料
- 白和えペースト
- マヨネーズ
- 和だし顆粒
- 塩
- 醤油
- 砂糖
- 粉チーズ
- バター
- バジル
- レモン汁
つくり方
- くるみを湯でボイルし、細かくカットしておく。雪菜は軽くゆで0.5cmにカットしておく。
- 水抜きした豆腐・マスカルポーネチーズ・和だし顆粒・塩・醤油・砂糖・粒チーズ・溶かしたバターをミキサーで攪拌。白和えペーストと合わせる。
- 一口大にカットしたりんごと、雪菜、ちぎったクリームチーズ(カッテージチーズもしくはモッツァレラチーズ)、レーズンをボウルに入れ、レモン汁、マヨネーズ、塩、砂糖を加え下味を付ける)
- 2と3を合わせてあえる。小皿に盛りくるみとちぎったバジルを散らす。
みかみファーム
MIKAMI FARMは「大切に育てたものを、大切に思える分だけ、大切に食べて欲しい」を理念とし、とにかく味の濃い甘いりんごを育てる。成育段階から肥料・摘果・葉を独自の目線でりんごの見た目をまったく無視した味の濃さだけをりんごと共に追求している。作物の生き方を手伝い、生き様を伝えることが農業者にできる唯一の事と考える。みかみファームのロゴはキジのマーク。これはキジが冬眠前に甘いりんごしか食べない、とされている理由から。
MIKAMI FARM
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