ガーデンデザイナーに光を当てたドキュメンタリ―映画から、花いっぱいの心温まる街づくりのヒントを探ろう―。
2021年11月7日、仙台市青葉区の複合施設「CROSS B PLUS」で「花降る街、仙台」主催の上映会&トークセッションイベントが開かれました。
「花降る街、仙台」は、仙台市内を中心に、花屋さんやフローリストさん、生産者さんなどが集まり、街を良くするための活動に力を入れているプロジェクトです。
今回のイベントは、2021年6月に続き2回目。CROSS B PLUS会場には約40名、オンラインで約50名が参加。
映画「FIVE SEASONS ザ・ガーデンズ・オブ・ピート・アウドルフ」(トーマス・パイパー監督、2017年公開)と、ガーデンデザイナー・永村裕子さんのトークセッションを楽しみました。映画は、世界的に著名なガーデンデザイナー、ピート・アウドルフさんの作品づくりと生涯に密着したドキュメンタリーです。
ニューヨークの高架線路の跡地の公園「ハイライン」などを手がけたアウドルフさんの、四季折々の美しい花々や自然にふれながら作品作りをしていく過程を美しい映像でつづっています。
上映会の後には、永村さんのトークセッションと、「花降る街、仙台」の活動報告などが行われました。
トークセッションでは、永村さんの熊本での活動紹介があり、「FIVE SEASONS ザ・ガーデンズ・オブ・ピート・アウドルフ」の上映を機に、行政や仲間と一緒になって、新しい街の景色を作る活動が現在進行形で進んでいるそうです。
ガーデナーに街の花壇を任せるような形で、まちのあちこちにガーデンを作っていく「ストリートガーデニング」と呼ばれるような取り組みが印象的でした。
仙台での街づくりにもつながるようなお話に、参加者の皆さんもとても興味深そうに耳をかたむけていました。
最後に参加者の皆さんには、「花降る街、仙台」の仙台駅ペデストリアンデッキでの活動のお花と、球根のプレゼントも。
手作り感のある、とても温かい雰囲気に包まれるようなイベントでした。